BCP 高まる必要性

 2005(平成17)年9月6日、台風14号の影響で、四万十市内の当時私が勤務していた小学校の校舎が床上1.6m、体育館が床上1.8mの浸水被害に遭いました。学校は機能不全に陥り、復旧までの道のりは険しいものでした。何年か後にBCP(事業継続計画)という言葉を初めて知った時、私はその被害を思い出さずにはいられませんでした。そして、まさかの災害や感染症により事業活動が大きなダメージを受けた際に早く復旧して事業活動を続けられるよう、どんな事業でも事前にBCPを策定することが大切だと感じたことでした(…と言いながら、実は当事務所はまだ手掛けていないのですが…。)。大地震発生の可能性が日に日に高くなり、また、数十年に一度といわれていたレベルの豪雨が頻発するなか、そして新型コロナウィルス感染症の収束が見通せないなか、BCP(中小企業向けには事業継続力強化計画)の必要性はますます高まり、今後策定する動きが広がってくると思われます。

2022年09月05日